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46期(2005年卒業)

宮武 志波 さん

同窓生いま何してる?
記念すべき第1回目は、46P(2005年卒)の宮武志波(みやたけ しば=旧姓片岡)さんが営む「すいか堂」さんにお邪魔しました。 花畑先生の体験レポートもお届けします。

すいか堂

住之江区北加賀屋に2017年4月オープンした鍼灸院&雑貨店。
女性を中心に、それぞれのライフステージに合わせた施術で癒してくれる。
スポーツジムインストラクターのご主人と共にDIYで仕上げた店内はエスニック風で落ち着く素敵な雰囲気。
ご自身がすいか好きでこのネーミングになったそう。

工芸高校に入ったきっかけは何ですか?

元々平野区に住んでいて、何度も前を通りがかっていたんです。
その時に本館校舎にあこがれて、ここに通いたいなぁと思いました。

在学中の思い出を聞かせてください。

部活動(撮影研究部=撮研)で取り組んだ写真甲子園では、本選出場選手の3枠をめぐって、みんなが仲間でありライバルで…。
あの時の経験がなかったら、辛い事があった時乗り越えられないな…と今でも思います。
あと、クラス担任が体育科の高橋先生だったのですが、よく怒られたのも思い出です(笑)
最初はなぜ怒られているのかわからなくて、怖いから従っておこう…という感じでした。
でも、修学旅行の時に、先生に学級崩壊にみせかけたドッキリをしかけ、最後にみんなから感謝の手紙を渡したところ、代休明けに先生が40人ひとりひとりに宛てて返事を書いてきてくれたんです。
その出来事をきっかけに、怒られていても愛情を感じ、高橋先生の言う事だから聞こうという思いになりました。
今でもその時の手紙は大事に持っていますよ。

工芸高校を卒業してすぐに鍼灸の道へ進んだ宮武さん。
鍼灸院での勤務やフリーランスの活動を経て、「すいか堂」を
オープンしました。

なぜこのお仕事を選んだのですか?

小さな頃から親にマッサージをしてあげるのが好きでしたし、スポーツ観戦が好きで、スポーツをする人のサポートがしたいと思ったからです。

やりがいや苦労していることを聞かせてください。

いろんな人と出会い、お話しできることは励みになります。
苦労ですか…鍼灸の仕事は、人の体を触るのでやはり緊張しますね。
一生勉強です。日本での東洋医学が西洋医学ほどメジャーではないので、情報収集も大変です。
余談ですが、専門学校在学中に中国に研修に行ったのですが、向こうでは病院の中に鍼灸科があって、脳梗塞や頸椎損傷も鍼灸の治療で自立出来るほど治したりするんですよ。

体の調子を整えるためにオススメの方法はありますか?

体を冷やさない事ですね。
それから、暴飲暴食は胃腸以外のところにも影響するので、食べる量は腹6~7分目が理想です。
あと、旬のものを食べる事ですね。旬のものを調理し過ぎずにいただくと栄養を逃がすことなく、いいといわれています。

お休みの日はどんなふうに過ごしていますか?

イベントで鍼灸やマッサージの出店をしている事も多いのですが、本当にお休みの時は、1歳の子どもがいるので、家族でショッピングモールに出かける事が多いですね。

好きな映画や本などあれば教えてください。

昔は小説を読むのが好きでしたし、映画もロードムービーが好きでよく観ました。
でも、子どもができてからは、なかなか…今は、お気に入りの雑誌を眺めたりしています。

すいか堂の店内には、Cutや装苑などのお気に入りの雑誌や素敵な雑貨の数々がディスプレイされています。
46P同期生の花畑知香(はなばた ちか)さんが手がけるアロマスプレーをはじめ、宮武さんご自身がチョイスした雑貨の販売もしています。

この春から写友会の実行委員として活躍していただいている宮武さん。

写友会でやってみたいことや、会員の皆さんへのメッセージはありますか?

今拠点をおいている北加賀屋の地は、アートの街としていろいろなクリエイターが活動している面白い街です。
畑は違えども、私も好きなアートと近いところで活動し、さまざまなイベントにも参加しています。
後輩の皆さんの中で、写真や映像以外の進路に進んでいいのか悩む人もいると思いますが、違うジャンルに進んでも、工芸で過ごした日々は活きるとアドバイス出来ればと思います。
それから、同期のみんなも活躍しているので、それを広めていけたらとも思いますし、写友会の会員同士が、それぞれの得意な分野を活かして困ったことなどを助けあえればいいなと思います。

花畑先生体験レポート!

1976年~2012年の34年間工芸高校P科で教壇に立っておられた花畑 雅之(はなばた まさゆき)先生。
退職後の現在は、腰やひざ、肩などの痛みもあり、趣味のゴルフも無理のない範囲で
たまにする程度。一日ダラダラ過ごす事も多いそう…。

鍼治療にて内臓バランスを調整してもらいます。
ソファやベッドに座るときも痛みをかばうように腰に手をあてる花畑先生。
触診で痛みの場所や、どんな痛みかを確かめます。
宮武さんの診断では、食べ過ぎで胃腸に負担がかかって、
その影響が腰に出ていることもあるそう。

お腹や足や腰、脳天まで鍼治療…。
同じ鍼でも、刺さる箇所や角度で、刺さっている感覚が全くない所もあれば、弱っている部位には鍼が響くようで、鍼独特の初体験の痛みにビビる花畑先生。
宮武さんは、こまめに鍼の角度を調整したり、反応を見ながら効かせたいポイントに
鍼からやさしく刺激を与えたりします。

志波は松田やったんや!
花畑先生は施術を受けながら、宮武さんのキャラクターについて、ソフトバンクの松田みたいなムードメーカー的存在やったんや!
ホームルームでもしょうもない一言でみんなを笑わせたり、撮研で撮影に出かけた時も、通りがかりのおっさんに「やあ!」って気さくに声かけるような、大胆さもある子やねん。
…と嬉しそうに語っていました。

 

約2時間の治療を終えて…
ベッドから恐る恐る起き上がった瞬間に「おっ!」と微笑んだ花畑先生。
来院時よりも立ち座りがとても楽になったそうで、嬉しそうに何度も立ったり座ったりして見せてくれました。
「週1回通いたいくらいや」とおっしゃっていたほどでした。
宮武さん、花畑先生ありがとうございました。

すいか堂さんの詳しい情報はこちら
http://suikado.com(※完全予約制)
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋5-2-29 千鳥文化2F5号
90分~120分の診療で、5,000円(別途初診料2,000円)
写友会会員の皆さんは「写友会(しゃゆうかい)」と予約時に伝えると、10%割引していただけます!(初診時のみ)

皆さんもアートな雰囲気の中で、体の不調を癒してみてはいかがでしょうか?

写真…田浦 真一(23P写友会副会長)
インタビュー・文…林 琴恵(=旧姓平野41P)

宮武さんのクラス担任をしてくださっていた高橋 剛先生が2017年10月に御逝去されました。
御冥福を心よりお祈りいたします。

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